GJ21A
このタイトルにピンときた方は、かなりのベテランか、それともかなりのマニアか。
かつてバイク乗りが、峠で、サーキットで熱狂した時代があった。
その始まり。
各社のマシンが速さを競い、試行錯誤、ドングリの背比べをしていた中、突如として現れた「レースマシン」RG500の『レプリカ』。
それが スズキRG250ガンマである。
…まあ、その頃オッサンは小学生だし、そもそも「ガンマ」の名を冠したバイクはRG50ガンマが先だったりするのだが。
それでも、エポックメーキングであったことに変わりはない。
オッサンのガンマは、どうしても乗りたかったので、熊本からはるばる名古屋まで引き取りに行ってきた一台である。
さて。
この間、湯布院にある岩下コレクションという私設博物館に行ってきた。
各国の様々なレトロバイクが並べられていて、
まさに圧巻の一言。
そんな名だたる名車の中に、
なんだか見覚えのあるバイクが。
もうガンマも旧車の領域に入っちゃうんだね……
博物館に置いてあったガンマも、オッサンのガンマも、GJ21A、1983年式。
通称 奴凧(やっこだこ)テールと呼ばれる、初期型である。
今となっては絶対的な速さはないものの、確実に歴史に名を残したバイク。
せっかく縁があって所有することになったので、そろそろ本腰を入れてレストアしようと考えている。
同じような物好き…もとい、マニアのために、いろいろ書き残しておこうと思うのだ。
続く。