ザ・マニアック
カワサキに、KLX125というバイクがある。
所謂フルサイズ(前輪21インチ、後輪18インチ)に対して、前輪19インチ、後輪16インチ、車格も一回り小柄で抜群の足つき性を誇る。
5年前くらいに、氷河期だった125ccクラスに新風を吹き込んだ名車である。
で、つい最近発見したのが、この車体にフルサイズの前後ホイールをぶち込んだKLX150BFである。
あら素敵。
150ccという実に微妙な排気量。
(タイの国産車は、法律の関係で150ccまでしか生産されない?らしい)
まあ、KLX125自体タイで生産されていて、日本仕様にローカライズされているだけなので、これが元々の排気量という話ではあるけれど。
高速道路も走れるが、「(なんとか)走れる」だけだろう。コワイ!
税金も、保険料も軽二輪扱いであり、同じ軽二輪なら、目いっぱい排気量がある(250cc)ほうがいいよね!という風潮の日本では残念ながら見向きもされないと思われる。
だけど、いいよね、こういうマニアックなバイク。
確かに壊れたときのアフターが心配だけど、他の誰も乗っていないようなマシンってのは心が躍らない?
海外仕様車であり、逆輸入のような形で限られたショップでしか扱われないらしく、もちろんオッサンの近所の店では取り扱いがなかったというオチ。残念。